子供がめでたく小学校に上がり、幼稚園や保育園とのシステムが違って戸惑うことも多々ありますよね。
特に連絡帳は、これまでと違い、どのような形で書くか迷われている方も多いと思います。かしこまって書いた方がいいのか、それともフランクに書いた方がいいのか、悩みますよね。
また、色んな事情があってお休みをする場合など、何と書いていいかわからないこともあります。
小学校の連絡帳の書き方について、例文などを交えてご説明したいと思います。
連絡帳の書き出しはどう書く?
小学校の連絡帳の書き出しは、やはりあいさつから初めて、結びも挨拶で締めた方が無難です。
いきなり本文から書いても大丈夫とは思いますが、挨拶を付けた方が、先生に丁寧に伝わりますよね。
②要件は簡潔に
③むすびの挨拶
この内容で連絡帳を書くと、相手に対して丁寧でかつ用件が伝わりやすいでしょう。
以下に、書き出し・むすびの例文をご紹介します。
①書き出しの挨拶
書き出しの挨拶としての例文をご紹介します。
・いつもお世話になっております。/お世話になっております。
・久しぶりの登校日ですが、よろしくお願いします。
・休校中は家で元気に過ごしていました。
・〇〇(参観日など)ではお世話になりました。
・先日の〇〇(行事など)ではありがとうございました。
「いつもお世話になっております。/お世話になっております。」が、日常的に一番使う言葉ですね。
行事などで特別伝えたいことがあれば、「〇〇ではお世話になりました」など、冒頭で書いてもいいですね。
②要件は簡潔に
用件は簡潔に書きましょう。
用件がなければ、日々書くネタに悩むとは思いますが、もし用件などがなければ、前日に学校から帰ってからの様子などを書いてみてもいいですね。
私自身よく書くのですが、「昨日の〇〇の授業についてよく話してくれました。」などちょっとした会話も入れておくと、子供が興味を示していることが伝わっていいと思います。
学校を休むなど、保護者から先生への連絡がある場合の例文は、下記でまとめています。
③むすびの挨拶
「よろしくお願いします。」で締めると、丁寧です。
ちょっとした一文ですが、あるのとないのではなんとなく違いますよね。
連絡帳の書き方【パターン別例文】
具体的に、連絡帳を書く時のパターンと、そのまま書ける例文をご紹介したいと思います。
1年間のはじまりと終わりのあいさつ
始まりの例文
1年の終わりの例文
1年の終わりの例文には、その1年であったことのエピソードを入れると良いですね。
・頑張ったこと
・元気に過ごせたこと
・成長したこと
・大変なことを乗り越えたこと
などを入れてみてはいかがでしょうか。
では、具体的に保護者から先生へ連絡があるときはどう書けばいいでしょうか。シチュエーション別でまとめたいと思います。
体調不良で学校をお休みする時
体調不良でお休みする場合はどのように書けばいいのかまとめました。
体調不良で休ませる場合は、連絡帳の受け取り方を伝えておくと、先生も迷うことがないのでムーズですね。
熱があって休む場合
インフルエンザなどで出席停止になった場合
インフルエンザなどの病気にかかってしまった場合、病院から何日間出席停止など指示があると思うので、具体的にいつまで休ませる必要があるのか伝えておいた方がいいですね。
体調不良の場合
体調不良の場合、熱があるかどうかも書いておくといいですね。このご時世なので、少しでも何か不調があったら詳しく書いておくといいでしょう。
怪我をしてしまった場合
元気な子供に怪我は付き物ですよね。けがをしてしまった場合はどう書けばいいでしょうか。
体育や水泳を見学する時
体育や水泳を見学する場合は、理由を伝えておくとよいでしょう。このご時世なので、体調不良の場合は熱があるかどうかも伝えておくといいですね。
病院などへ行くため早退をする時
病院などに行くため早退する場合は、その理由と早退する時間を書いておきましょう。お迎えや、給食を食べるかどうかも書いておくと先生が迷わずスムーズですね。
遅刻して登校する場合
朝から病院を受診するなどで遅刻することが決まっている場合、前日に伝えておいたほうがスムーズですね。誰が何時に連れて行くのか、お昼にかかる場合は給食についても書いておいた方がいいですね。
家の都合でお休みさせる場合
家の都合でお休みする場合もありますよね。理由は様々。具体的に伝えても良いと思いますし、「家の都合で」と、理由を伏せておいても良いでしょう。先生に深く理由を聞いたりはされません。
家族で旅行に行く場合
家族で旅行に行く場合、正直に言うかどうか迷いますよね。
この場合は、「家庭の都合」で良いでしょう。先生も理由を深く聞いてきたりはしません。きっと子供同士でぽろっと言ってしまうことがあるかも知れませんね。
ただし、一週間ほど休む場合は、前もって連絡しておきましょう。余裕を持って、2~3週間くらい前には伝えておきましょう。当日になってから一週間休むと連絡されると、勉強の進み具合に影響がありますし、先生もあわててしまいますよね。
ただし長期の旅行の場合、学校の行事にカブらないようにするなど、スケジュールの設定が必要です。自分の旅行のために運動会に参加できないのは、子供にとって辛いですよね。
宿題が難しい等、勉強の相談をする場合
勉強の相談は、改めて電話や面談などで相談した方がいいケースもありますが、以下に連絡帳の例を挙げてみました。
勉強以外で相談したいことがある場合
相談したいことがある場合も、電話や面談で伝えた方がいい場合もありますが、連絡帳で書く場合の例をまとめました。
トラブルやいじめなどの相談内容はどこまで書く?
子供同士のトラブルや、場合によってはいじめについて、学校に相談したい場合もあると思います。その場合は、連絡帳にどこまで書けばいいのか悩みますよね。
込み入った話は連絡帳には書かず、電話や面談のほうが安心です。
その場合は、
・学校で先生から子供に指導してほしい
・先生と子供・保護者で面談し、一緒に解決したい
これらのどれが希望なのか、具体的な意向を伝えないといけません。
「相談に乗ってあげて欲しい」「子供に指導してほしい」と言う内容であれば、連絡帳に書いていい場合もありますが、それもケースバイケースですね。直接連絡してみてもいいと思います。
保護者としては心配なことを心配なままにしておくのは良くないので、できるだけ早く解決できるよう先生と連絡を密にしたいところです。
連絡帳を書く際のポイントは?
連絡帳に書く具体例を以上でご紹介しましたが、連絡帳を書く際のポイントはどのようなものがあるでしょうか。
毎日のチェックを欠かさずに
連絡帳は毎日子供が持って帰ってきます。正直、書くことなんてない…という日もあると思います。
でも、保護者として子供の様子をチェックし、少しの変化も気づくようにするのはとても重要です。そしてそれを連絡帳に書いて、先生に伝えましょう。
日中、学校で子供と一緒に過ごす先生と、家庭で子供を育てる家族、それぞれ情報を共有することって大事ですよね。
多少面倒でも、連絡帳は忘れず毎日チェックし、子供について気づいたことは書いていきましょう。
ダメな書き方
小学校の連絡帳の書き方は人それぞれ。ですが、先生が一つ一つチェックするにあたり、確認しやすいように書くことはとても大事です。
・用件が何かわからない
・先生を責めるような内容
・先生にしてほしいことばかり書く
このような場合、先生は困ってしまいますね。
長すぎると読むのが大変ですし、短すぎると、こちらの意図が伝わりきらない場合があります。また、あいまいに書かず具体的に書かないと、用件が何かわからず先生は戸惑います。
「どんな指導をしているのですか?」など先生を責めるような内容も、連絡帳の書き方としてはどうでしょうか。
また、してほしい要求ばかり書くのも、先生はお子さん1人だけを教えているわけではないので困ってしまいますよね。
先生は、何十人もの児童を日々観察し、教え、指導しています。それが円滑にできるよう、保護者としても協力したいですよね。そのために、連絡帳は簡潔に、わかりやすく書くことが大切です。
幼稚園や保育園の連絡帳とどう違うの?
幼稚園や保育園の連絡帳は、基本的には保護者から先生への連絡で、交換日記のようなものでした。「今日は〇〇ができましたよ!」なんて書いてあると、嬉しいですよね。
しかし、小学校の連絡帳は、あくまでも基本的な連絡のみです。先生からはサインだけで、お返事がない場合もあります。
なので、これまで子供の園での様子を連絡帳で見られるのが楽しみだった私にとって、小学校に上がるとあっさりしたもので最初は寂しく感じていましたね。でも、それは成長の過程でもあり、嬉しいことなんですけどね。ギャップを感じるという人は多いと思います。
しかし、子供の様子を書いてはいけないということではありません。先生にとっても、家庭での子供の様子は気になるものです。先生と保護者のお互いのコミュニケーションのツールとして、連絡帳はとても大事ですよね。
また、最近では学校の欠席の連絡を連絡帳で行うというシステムになっていますね。私の子供時代はそうではなかったので最初は驚きました。保育園や幼稚園でそうであったように、子供が体調が悪かったら電話をして欠席の連絡をしたいところですが、連絡帳に書いて誰かに届けてもらいましょう。
先生が保護者に書いて欲しいと思っていること
先生が連絡帳に書いて欲しいと思うことは、具体的にどのようなことでしょうか。私の友人が小学校教諭なので、インタビューをしてみました。
・早退・遅刻・体育/水泳の見学などの理由
・口頭だけでは伝わりにくい事務的な内容
欠席の予定がもしあるのであれば、前もって教えて欲しいということでした。勉強の進み方の都合もあるので、先生にとってはやはり重要なようです。
また、早退や体育の欠席理由なども、本人が言わない場合もあるので連絡帳で書いて欲しいそう。
あとは口頭では伝わりにくい、電話番号の変更や勤め先の変更なども、一旦連絡帳で書いて欲しいということです。(この辺りは別途、変更の用紙があると思います)
また、先生が困ってしまう内容は、長すぎる文章・用件が分からない文章ということでした。
先生は勉強を教え、給食を食べさせ、掃除や行事があればその準備など、学校が始まって終わるまでひっきりなしで動いているので、やはり分かりやすい連絡帳が好ましいということでした。
連絡帳に関する疑問
小学校の連絡帳が初めての場合、わからないことってありますよね。疑問点はこのようなものがあります。
毎日書く必要があるの?
連絡帳は、毎日書く必要があります。インフルエンザで出席停止などの場合は連絡帳もお休みですが、基本的には毎日書いて提出し、子供が持って帰ってくるものです。
園でも連絡帳があったので、日々の習慣として慣れている人も多いと思うのですが、毎朝検温&連絡帳はワンセットですね。
預ける友達がいない場合は?
小学校の連絡帳は、学校によっては誰かに預けても届けないといけないというところもあります。
しかし、子供が休む場合などはどうすればよいでしょうか。
兄弟姉妹が同じ学校にいれば渡せばいいのですが、例えば引っ越してきて間もなくて近所に渡す人がいない場合、悩んでしまいますよね。
その場合は、先生に相談してみましょう。そのようなケースは多々あると思いますので、先生も理解してくださるはずです。
まとめ
連絡帳の書き方について、例文を含めてご紹介しました。
特に初めての子の連絡帳は、なんて書けばいいのか悩みますよね。
先生と保護者の連絡を円滑にするにも、連絡帳はとても重要です。
この記事が小学校の連絡帳の書き方で悩んでいる方の参考になれば幸いです。