昨今、リモートワークやテレワーク、在宅勤務など、いろいろな呼び方の仕事が増えていますよね。
それぞれ微妙に違っていて、間違って使っている人もたまに見かけます。
この記事では、これらの用語の違いをまとめています。
リモートとオンラインの違いは?
まず、リモートとオンラインの違いはあるのでしょうか。
リモートの意味は?
リモートとは、英語の「remote」、遠隔という意味です。よくリモートワークと言いますが、これはオフィスから離れて遠隔で仕事をすることです。(以下に詳しく説明しています)
リモートという言葉がつくものは増えていて、リモートワーク以外にも最近ではリモート結婚式や、マンションのリモート内見も増えていますよね。
ちなみに、対義語は「ローカル(local)=地元の、特定の地方のという意味」です。
オンラインの意味は?
オンラインとは、簡単に言うと「インターネットにつながっている」ということ。
オンラインショッピングもそうですし、オンラインゲーム、オンライン授業やオンライン英会話、オンラインとつくものは日々増え進化しています。
ひと昔前まではオンライン=危険というイメージが付いていて買い物をするのも怖かったりもしましたが、SNSも普及し、オンラインのが怖いと言うイメージはどんどん崩れていますね。
テレワークとは?オンラインワークとリモートワークと違うの?
最近はテレワークやリモートワーク、在宅勤務という言葉が定着していますが、違いがちょっとわかりずらいですよね。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
テレワーク、オンラインワーク、リモートワークはほぼ同じ意味です。
→「tele」(離れた場所)+「work」(働く)という語が組み合わさった言葉、オフィスから離れて仕事をすること
オンラインワーク
→インターネットがつながった状態で仕事をすること
リモートワーク
→「remote」(遠隔で)+「work」(働く)とほぼ同じ意味、オフィスから離れて働くこと
そして、そのテレワーク(オンラインワーク、リモートワーク)はどこで働くかの違いで分かれていて、以下の種類があります。
在宅勤務
在宅勤務は文字通り、自宅で働くことを言います。
在宅勤務をする人は昨今非常に多いですね。会社に通うことも難しくなった今、オフィスの仕事として主流の働き方になっています。
他にも子供が小さくて家にいないといけない人や介護をしている人など、オフィスに通うことが難しい人が在宅勤務として仕事をします。
例として、私の働いていた会社では子供が生まれて1歳くらいになったけど保育園が見つからず、保育園の待機期間だけ在宅勤務をしているという方がいました。子供を見ながら家で仕事するのはやはり難しいそうでしたね。会議などは専用のツールを使ってビデオ通話しますが、子供の泣き声が聞こえてくることも。こういう時は、お互い気を遣ってしまいますね。
在宅勤務と在宅ワークは意味が違う!
実は、在宅勤務と在宅ワークは意味が違います。
→会社勤めしている人が自宅で仕事をすること
在宅ワーク
→いわゆるフリーランスの方が自宅で仕事をすること
これを間違って使っている人が多い印象です。
例えば、「弊社の社員は現在、在宅ワークに切り替えています」という文章、これは実は、「弊社の社員は現在、在宅勤務に切り替えています」と言わないといけません。ややこしいですよね(汗)
会社に勤めていて自宅で仕事をしている人は、在宅勤務と言います。
在宅ワークをしている人は、フリーで仕事をしているので、国民年金や国民健康保険を支払ったり、確定申告をする義務があります。
言葉としてはとても似ていますが、全然違うんですね。
サテライトオフィス
サテライトオフィスは、最近ではCMのイメージが非常に強いですね。スーツ姿のOLの女性のCMが話題になっていました。
サテライトオフィスとは、会社のオフィスとは離れたところに設置したオフィスのこと。本社や支社ではなく、従業員が数人働くことができるとても小規模なオフィスです。本社や支社とは離れた場所にオフィスを置くことで、企業のニーズや、また社員の働きやすい環境も重視しています。
オフィスを構える場所は様々で、企業が集まる都市部以外にも郊外にサテライトオフィスを構えることも多く、この場合は子育てなどで会社まで通うのが難しい人にとってはとても通いやすい環境になります。オフィスを構える場所を変えることで、会社にとっても社員にとっても柔軟に対応できるというメリットがありますね。
モバイルワーク
モバイルワークとは、外出が多い営業職に多い形態。パソコンやタブレット・スマホを使って外出中や、移動中などに仕事をします。
外出中でもメールなどが見られたり会議にも出られるので、とても便利です。
持ち運びのできるwi-fiなどのインターネット環境や、セキュリティ面もしっかり整備しないといけません。よく新幹線などで仕事をしている人がいますが、後ろで見ている人がいるかも知れませんし、気を付けないといけないですね。私も入社したての頃新幹線で仕事をしていたら、注意されたことを覚えています。入社したときには、あまり気づかなかったことでした。
まとめ
オンラインやリモート、テレワークなど、それぞれなじみが出てきた言葉ではありますが、実はそれぞれ違う意味です。
こういう言葉は、特に外国人の方にとっては難しいですよね。カタカナ英語として定着していますが、このカタカナ英語は外国人にはニュアンスを掴むのがとても難しいそうです。日本人でもややこしいので、もう少し統一した呼び名ができればいいのですが。。
これらの用語の違いが分からず悩まれている方にとって参考になれば幸いです。